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教育移住が庄原市にもたらすメリットについて

司法書士 飯田一生

 空き家を減らすには、空き家を使う人を増やさなければなりません。その一つの答えが私のような「移住者」なのだと思います。(私は平成20年に広島から庄原に移住しました。)

 現在、庄原市において、休校になってしまった小学校を復活させて、小中一貫の自由学校を設立するという民間のプロジェクトが動いています。この学校は、宿題もない、先生もいない(教員資格を持った大人はいます。)、国語社会理科算数といった科目もない、子どもの個性が第一という学校です。「自由学校」という響きから、いわゆる不登校やひきこもりの方が通うフリースクールなのかなと誤解される方が多いのですが、そうではなく、文部科学省の認可をとった普通の私立学校です。少し違うのは、インプット型の授業が少ないと言う点です。授業の科目がない代わりに総合的な体験学習が行われます。

 例えば、子どもたちが「畑を開墾し、その作物を調理し、その成果を発表しよう」というミッションを考えます。大人からミッションを与えられるわけではなく、ミッションも子ども達自身が考えていることがポイントです。このミッションをクリアするためには、畑の面積(算数)や肥料(理科)を調べなければなりません。作物を収穫する際、日本の自給率(社会)を学びます。その後、報告書を作ったり、成果を発表するためには、国語力やプレゼンテーション能力が鍛えられます。自分で考える能力を鍛え、起業家やマネージメントができる人間を育成したいという校風です。確かに理想は素晴らしいですが、これを現実的に行おうと思うと大変です。

 そこで、新学校設立準備会から、サポートしてもらえないかという依頼が私たちの団体にありました。私が移住した時の庄原市の人口は約44000人でした。17年経った現在は約32000人です。毎年、7~800人減っているので、まちの人口の3割近くが減ったことになり、とんでもないことです。もし、新学校の設立が実現できたら、約180人の生徒が移住してきます。家族で移住してくる方も含めれば、700人前後の方が移住してくることとなり、住む場所が大量に必要となります。しかも、わざわざ都会から田舎に引越して来られる方がほとんどなので、どうせなら空き家の一戸建てや古民家に住んでみたいとニーズが多いです。

 このプロジェクトが成功したら、古民家や空き家が再生し、空き家が大量に減少します。私たちの役目は、学校法人の設立のサポートや、認可や許可の支援、空き家情報や専門家の紹介、そして、組織運営や経営の支援、教育移住者獲得のための出張相談等様々なことをやっています。  さて、新学校の最新の状況ですが、無事に認可もおり、学校法人設立までは無事に完了しています。全国から教育移住が来られ、学校周辺の良い空き家はすべて埋まってしまいました。空き家はたくさんあるのに、良い空き家や住みよい空き家はあまりないのです。

 私たちの次のミッションは、多くの空き家問題を解決し、解決した空き家に教育移住者に住んでいただくようにマッチングを進めることです。当団体には、司法書士、宅建士等様々な専門家が在籍しているので、連携して、庄原市のために頑張っていきたいです。よろしくお願いします。