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近い将来

行政書士 宮﨑孝記

 わたしの周りであったことを書かせていただきます。

 新規に農業をはじめようとする若者が、農地の付いた古民家を求めている。そういう人が増えてきている気がします。その若者たちに聞いたところ、「近い将来お金があっても食料を買うことができない時代が来る。せめて自分たちの食糧は、自ら生産して確保する。そのために今から準備をしておく。」そう言っていました。又、志を同じくする若者が、農家住宅をシェアして生活をしているケースもあります。確かに身の回りを見てみると、ガソリンの高止まり、建築資材の急激な高騰、食料品をはじめとした生活に欠かすことができない医療品や日用品が軒並み値上がりしています。このような状況を目の当たりにすると、近い将来この若者たちがいっているように、お金があっても食べ物を買うことができない、食べることができない時代が来るのかもしれません。

 一方、庄原や三次など県北に住んでいる私たちにとって、米を作り季節の野菜を食べ、野に生えたキノコや山菜を食す生活はごくごく日常です。

 農地の付いた空き家が、空き家バンクをはじめとしたサイトにたくさん掲載されています。「先見の明があった」と、10年、20年先にいわれるのは、もしかしたら、今農地付きの空き家を購入して、この地に根を張って生きていこうとしているこの若者たちなのかもしれません。 ご自分の近くに、農地の付いた空き家を購入して、専業農家として食べていこうとする人が転入してきたなら、偏見や色眼鏡で見るのではなく、農家の先輩として指導や助言、地域で生きていくための術、そして地域から出ていくことがないよう、みんなで温かく見守っていただきたいものです。