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不動産屋は女性に合った職場なのか

行政書士 宮﨑孝記

 空き家問題とは少し離れますが、不動産屋さんには女性スタッフが多い。この件について書いてみます。市内にはNさん、Cさん、Sさん、Tさん、Fさんなどが主に不動産事業をされています。この5社を見てみると、どの会社も女性スタッフがおられます。中には、女性スタッフだけの会社もあります。確かに、重たい物を抱えたり運んだりという仕事はほとんどなく、女性に適した職種であるのは間違いありません。ですが、一般的にはバブル期の「土地転がし」といった良くないイメージがあり、男性社会に思われがちです。以前「家売るオンナ」という、北川景子主演で放送されたドラマがヒットし、あの辺から変わってきたのかもしれません。

 実際、女性の一人暮らしで、住居を探されている方を案内する際、男性だとお互いが構えてしまいます。男性スタッフは少し早めに行って窓を開け、「わたしはお客様をご案内するスタッフで、人畜無害です」のオーラを出します。その点、女性スタッフだとそんなことを気にすることなく、案内に集中できます。
庄原市には県立広島大学があり、女子大生が安全に過ごせるアパートを探していたり、一人暮らしのOLの方からの相談もあります。女性の視点でのアパートの紹介や、女性スタッフが相談に応じることで、「安心感」を提供することができます。

 職種の男女間の垣根は随分低くなってきています。不動産の業界においても、今後ますます女性が活躍する職種になるに違いありません。