庄原市空き家解決専門家ネットワークとは
庄原市空き家解決
専門家ネットワークとは
①あきやねっと庄原とは
私たちは、庄原市の空き家問題を解決するため集まった司法書士、行政書士、不動産業者等を中心とする専門家集団です。
令和3・4・5年度国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に採択され、広島県・庄原市・庄原商工会議所・広島みどり信用金庫・庄原市社会福祉協議会・広島銀行庄原支店の後援を受け活動しています。空き家問題を解決するだけでなく、空き家問題のそもそもの原因を解決するため、人口減少問題、移住者の支援、成年後見制度の拡充、空き家問題の啓発啓蒙、社会事業家の支援に力を入れています。
また、当団体は、非営利の民間組織です。当団体の活動費は会員の会費及び国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」の補助金を通じて運営されています。
②基本理念・基本方針について
・基本理念
社会事業を通じて、
社会課題を解決し、
持続可能な仕組みを作る。
「社会事業を通じて、社会課題を解決し、持続可能な仕組みを作る。」
・基本理念方針
1. 社会事業であること。
2. SDGs(持続可能な開発目標)を取り入れること。
目標4 (質の高い教育をみんなに)
※空き家問題の啓発・啓蒙事業を行います。
目標11 (住み続けれるまちづくりを)
※空き家問題の解決を解決し、長く住み続けられるまちを目指します。
目標12 (つくる責任つかう責任)
※空き家問題の解決し、放置され地域に迷惑をかける空き家・空き地を減らします。
目標16 (平和と公正をすべての人に)
※都市部に行かなくても、庄原市にて空き家問題を解決できるように相談窓口や相談する機会を作ります。
目標17 (パートナーシップで目標を達成しよう)
※専門職のネットワークの構築し、行政・住民自治組織・まちづくり団体と一緒に空き家問題を解決します。
3. 機動的な組織であること
私たちは自主財源や会費収入・国の補助金を原資に活動し、各種専門家を集めることにより、しがらみや人的不足がなく、機動的に空き家問題を解決できる組織を目指します。
4. 関わるすべての人にやりがいと利益をもたらすような事業を構築すること
この活動を通じて、相談者は空き家を適正管理・流通・活用・除却でき、会員は空き家の仕事が発生し、後援や関係団体は当団体を応援した結果、庄原市がより良くなり、当団体は空き家問題を解決するという事業目的が達成できたというように、関わるすべての人にやりがいと利益をもたらすような仕組みを作ります。
③事業内容
1. ワンストップ士業ネットワーク構築事業
空き家に関する相談を各種専門家と行政機関と連携して、ワンストップで解決していきます。
2. 空き家問題解決事業
相談者がお困りであれば、空き家バンクや通常の不動産屋さんが取り扱わない空き家や空き地についても対応します。
3. 空き家問題解決のための啓発啓蒙事業(講師派遣とセミナー・無料相談会の実施)
行政や後援団体と協力し、行政や市民に対して空き家に関するセミナーの講師派遣・無料相談会の実施します。
4. 沈黙の空き家問題解決のための啓発啓蒙事業
施設入所により空き家になっているいわゆる「沈黙の空き家」問題を解決するため、行政、施設関係者、市民向けに空き家問題を絡めた成年後見セミナーの実施します。
5. 行政、住民自治組織及びまちづくり団体への伴走型支援事業
セミナーや相談会を行うだけでなく、行政や住民自治組織の相談員の方の抱える具体的事件に対して専門家を派遣し、一緒に解決に向けて考えます。
6. 移住者・交流人口支援・中間支援事業
移住者や交流人口を増やすために、移住希望者の相談に対応したり、行政・住民自治組織・まちづくり団体の仕組み作りを支援します。
7. DXを使った空き家問題解決システム構築事業
他の空き家問題に取り組む団体がそのまま使えるデータベースの開発と民間版空き家バンクの創設します。
8. 社会事業家に対する伴走型支援事業
社会事業家に対してセミナーや相談会を行うだけでなく、社会事業家の抱える具体的問題に対して専門家を派遣し、一緒に解決に向けて考えます。
9. 社会事業家育成のための啓発啓蒙事業(講師派遣とセミナー・無料相談会の実施)
庄原商工会議所と連携し、社会事業を志す方へ対して専門家がセミナーや研修を行います。
10. 他の自治体・他市のまちづくり団体に対する支援事業
庄原市だけではなく、依頼があれば、他市の自治体やまちづくり団体のセミナーや仕組み作りを支援します。
空き家に関する質問や疑問を掲載いたします。
お問い合わせいただければ、専門家がご相談に対応し、空き家問題をワンストップで解決できるように、解決案を提案させていただきます。
※注意点
1.相談料・調査料・見積料・問題解決のための提案料は無料です。ただし、その後、各専門家にご依頼いただいた場合は、各専門家に応じて費用がかかります。
2.当団体の理念や規則にご賛同いただけない方は、ご依頼をお断りさせていただくことがありますので、ご了承ください。
私たちは庄原市をより良くするため、庄原市の課題を解決するような起業や新事業である「社会事業家」を応援します。社会事業をお考えの方、是非ご相談ください。「社会事業」であれば、事業や法律の相談、補助金の提案、顧客やキーパーソンの紹介等を専門家が無料で行います。
その他にも、令和3年10月から、庄原商工会議所と共催し、創業支援塾を行いました。中小企業診断士、司法書士、行政書士等が講師を務め、受講生の想いをサポートしました。講師は地元の専門家が多いので、セミナーを行うだけではなく、事業終了後もフォローアップしていきました。詳細は別紙チラシや活動報告をご覧ください。(別紙は創業塾のチラシを添付)
当団体を利用される際の注意点
1.相談料・調査料・見積料・問題解決のための提案料は無料です。ただし、その後、各専門家にご依頼いただいた場合は、各専門家に応じて費用がかかります。
2.当団体の理念や規則にご賛同いただけない方は、ご依頼をお断りさせていただくことがありますので、ご了承ください。
代表者挨拶
あきやねっと庄原
代表理事 飯田 一生
はじめまして。あきやねっと庄原の代表理事を務める飯田一生(いいだいっせい)といいます。本業は司法書士をしています。2008年に中山間地域は困ったことが起きても、相談する場所が少ないという問題である「司法過疎問題」を解決したくて、広島市から移住しました。
広島から移住した当初の私は「まちづくり」の意味が分からず、ただ、司法書士として、目の前の困っている人の助けになりたいという思いだけで仕事をしてきました。
ただ、長年、庄原市に住んでいると、「まち」に対して愛着が湧き、庄原市のために力になりたいという想いが出てきました。そんな中、2016年に一般社団法人庄原青年会議所の事業の責任者のうちの1人を務める中で、「空き家問題」と「人口減少問題」に出会いました。1年を通じて、その2つの問題に取り組み、行政と連携しながら、2020年までこの問題に取り組んできましたが、なかなか以下の理由でなかなかうまくいきませんでした。
①ボランティアだけでは長続きしない→持続可能な仕組みが必要
②個人の力の限界→空き家問題は法律だけで解決できるものではない。様々な専門家の力が必要
上記の問題を解決できず、行き詰っていた私に2021年に転機が訪れました。空き家専門の不動産屋と行政書士をされている宮崎さんと認定経営革新等支援機関と行政書士をされている高杉さんと出会いです。
一人で行き詰っていた私ですが、この出会いで物事が進み始めました。その後、令和3年度国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に採択され、弁護士、土地家屋調査士、社会保険労務士、社会福祉士、学識経験者である大学教授にも参加をいただき、広島県・庄原市・庄原商工会議所・広島みどり信用金庫、庄原市社会福祉協議会にも後援いただくことにより、当ネットワークを設立することができました。
具体的にどんな活動を行っていくかは別項をご覧いただくとして、「もっと早く相談しておけばよかったなぁ」と思う人を一人でも減らすため、また「空き家で困っているけど、何をしていいかわからない」という方の力になり、庄原市の空き家問題の解決の一助となるよう頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。